~ 本場のティータイムを、岡崎で ~
イベント開催報告
◆2025.11.24 Keswick旅行会
 〈心に残るあの場所あの景色 特集!〉
今回は、急遽ご来店の方を含め、満員御礼6名のご参加をいただきました! スタッフを含め総勢8名で、様々な旅の経験談をワイワイと賑やかに語り合いました。
【それぞれの旅のお話】
イベント初参加のKさん「今日はみなさんのお話を聞いて、次に行きたいところを見つけたいと思っています。私が死ぬまでに見たかったのは、マチュピチュ、アルハンブラ宮殿、サグラダ・ファミリアの3つで、全て叶えることができました。マチュピチュでは、近くの山の急な斜面を這うように登り、普段は見られない角度からマチュピチュを見ることができました。ただ、石の積み方が、昔から住んでいる人達の作った部分はすごくしっかりしていて綺麗なんですが、スペイン人が入ってきたあとのものはけっこうアバウトで、面白かったです。
 ペルーでは他にもナスカの地上絵や、アルキパというきれいな町など、いろんなところへ連れていってくれるツアーで満足しました。山の中にあるマラスの塩田がきれいで、そこの塩もすごく美味しくて、ネットでもなかなか買えないので貴重です。チチカカ湖では水草でできた浮島を見て、離婚した時は浮島を半分に切るという話が面白かったです。
 スペインのお話をしますと、アルハンブラ宮殿は素晴らしくて、夜もライトアップされて素敵でした。トレドに行った時にはたまたまお祭りをやっていて、花火が上がったり、広場に装飾がしてあったりしてきれいでした。サグラダ・ファミリアも、夜はライトアップされて美しかったです。サンティアゴ・デ・コンポステーラでは、むかし巡礼者の病院だったところに宿泊しました。ベッドは天蓋付きで、お風呂も猫足がついていて、中庭でお茶を飲んでいたら中世の人になったような気分でした。サンセバスチャンでは、どうしても欲しい絵があったので事前に調べたのを探して買ってきました。
 ドイツでは、ニュルンベルクのクリスマスマーケットに行って、大好きなシュトーレンをたくさん食べました。ホットワインを買うと、クリスマスマグカップという独自デザインのカップに入れてくれて、持ち帰るといいおみやげになるんです。いっぱい欲しかったから、いろんなところでホットワインを飲みました。ただ、ホテルにはオイルヒーターしかないから寒くて、氷枕型の湯たんぽにお湯を入れて使っていました。それから食事についてはあまりいい思い出がなくて、もともとソーセージはそれほど食べないんですが、毎日食事にソーセージが出てきてだんだん嫌になってきて、最後にダメ押しのように白ソーセージが8本出てきて閉口しました。
 国内では、乗鞍スカイラインの積雪を見に行きました。現地で、めったに見られないというライチョウを何度も見ました。それから茶臼山に冬に行ったら雪景色がすごくきれいで驚きました。近場でもきれいなところがありますね。私はどこに行くにしても、いろんな国や都市を巡るより、一ヶ所をじっくりと見たいほうです」

イベント初参加のJさん「今日一緒に来たRさんの作った写真ブックを持ってきました。一冊目は高知旅行のもので、目的の一つがキャニオニングでした。ボディスーツを来て、同行するガイドさんの指示のもと、生身で川下りをするんです。天候や直前の雨量によって内容は変わるんですが、私たちの行った時期は雨が降ってからしばらく晴れたあとだったので、水が青くて水量もあって良いタイミングでした。目的のもう一つは奮発していいホテルに泊まるということで、ギリシャをイメージした『ヴィラ・サントリーニ』というところに泊まりました。料理がすごく美味しくて、朝日もすごくきれいでした。名古屋から飛行機で直接飛んだので、全体的に国内としてはリッチな旅になりました。
 もう一冊はトルコ旅行のものです。東京発7泊8日のツアーで、二人で2,500枚くらい写真を撮りました。旅行前に二人とも、いいカメラにするためにスマホを買い替えたんです。
 トルコにはギリシャ文明の遺跡がたくさんあって、たとえばトロイの木馬がトルコにあることも初めて知りました。トロイ博物館もきれいでした。ギリシャ、ローマ、ビザンツ、オスマンの4つの様式の建物が一同に会しているところをガイドさんに教えてもらい、写真を撮ったのも面白かったです。エフェソスではコロッセオなどの遺跡を見て、カッパドキアでは三美神の岩を見たり、気球に乗ったりしました。気球は天候で飛べないこともあり、私たちも危なかったんですが、2時間待って乗ることができました。イスタンブールでは地下宮殿に行きました。もともと貯水池だったらしくて、きれいに残っているんですね。半分美術館、半分展示のような感じでした。ボスポラス海峡ではクルーズ船に乗りました。いろいろなものを見て帰って、その後に勉強をしました。
 食べ物も、いろいろと美味しかったです。『Take Sushi』というチェーンの寿司屋があって、食べなかったですが、カリフォルニアロールなどを出すようでした。イスタンブールで有名なサバサンドは、人が食べているのを見て大きすぎるからやめました。でも、ツアー初日のランチでサバ丸ごと1匹が出て、すごい量でしたが美味しいので全部食べました」

イベント初参加のRさん「旅行は国内が中心ですが、Jさんと一緒にトルコに行き、直近ではイタリアに行ってきました。国内だと、長野の涸沢カールあたりで山登りをしました。紅葉が有名ですが、6月に行ったら雪景色でびっくりしました。雪の上を歩くのは楽しかったです。7月になると雪が溶けて、高山植物が顔を出すようです。山小屋で寝て、ご飯が美味しかったです。猿10匹くらいに囲まれた時は少し怖かったです。
 Jさんと行ったトルコの話をすると、猫がそこらじゅうにいました。犬は観光客に噛みつくので、今後はいなくなるそうです。トルコはギリシャ、ローマ、ビザンツ、オスマンという歴史があるので、一つの町に複数の様式があったり、一つの建物の中にも各様式が混在していたりします。キリスト教のあとにイスラムが入ってくると、イスラムは偶像崇拝できないので、描かれた聖人像の顔だけ削られたりして、そうした跡もたくさん見ました。
 イタリアは、ローマを自由行動で歩けたのが良かったです。お勧めのジェラート屋さんを探して歩いたり、夜に行ったトラステベレは下町のいい雰囲気がありました。活気があっておしゃれで、歩いているだけでテンションが上がりました。そこで食べたピザもおいしかったです」
春名「僕らもトラステベレに行った時、『ビル・エ・フット』という店でちょっと変わったビールを飲んですごく美味しかったです。その近くには牛乳屋さんが経営するジェラート屋さんがあり、そこがローマで一番美味しかったです」
Rさん「ローマで美味しかったのが、グラニータという、粗削りのコーヒーシャーベットに生クリームをかけたもので、コーヒーがすごく華やかな香りでした」
春名「ローマでは他にも、観光客が絶対行かないような大衆食堂で、1枚5ユーロくらいのマルゲリータを食べたら、イタリアで一番美味しくて、感動したので2回行きました。他にも、1本0.9ユーロくらいのラム串や、食後にレモンチェッロが出てきたりして、とにかく最高でした」

イベント常連参加のAさん「アメリカのグランドサークルという地域を、レンタカーで回りました。ロサンゼルスで車を借りるとかなりの距離になるので、ラスベガスで借りました。左ハンドル右側通行なので、注意して運転しました。宿泊にはモーテルを利用しました。
 走り始めて30分くらいで、砂漠の風景になります。良かったのがレイクパウエルという人造湖で、規模が大きくて驚きました。モニュメントバレーはインディアンの居留地で、メサ(侵食されてできたテーブル状の平らな台地)が素晴らしかったです。30分走っていてもずっと地平線が見えていて、妻はつまらないと言ってましたが、僕は感激しました。ラスベガスは、安いチケットでいろんなエンタテインメントが見られて、楽しかったです。食べ物もけっこう良かったです。カナダも森と湖の景色が素晴らしくて、妻はカナダのほうがよかったみたいです。
 ヨーロッパでは、クロアチアが特に良かったです。ロビニは、まさに魔女の宅急便のような景色でした。治安も良くて、食事も美味しかったです。プーラもきれいでした。クロアチアは、ヴェネチアからフェリーでも行けるので便利です」
Jさん「トルコに行く時、クロアチアもガイドブックを見てきれいだったので、迷ったんですよ」
Aさん「それからドイツは、ケーニヒス湖がきれいでした。ここは、オーストリアのザルツブルクからも近いです。イギリスは、小さい町ですがバースがよかったです。ベルギーはコンパクトに観光ができて治安もよく、なにげない風景もきれいでした。パリからも電車で1時間くらいで行けます。あとはパリもよかったですし、スペインではサグラダ・ファミリアに感激しました。食事はスペインのほうがよかったですね」

春名「僕はヨーロッパが好きで、イギリスは5回行きました。パリも3回訪問して、そのうち一回は短期アパートを借りて一ヶ月ほど過ごしました。結婚したあとも、イギリス、ドイツ、イタリアと行ったあと、コロナ明けにニュージーランド、今年は台湾に行ってきました。
 自然をめぐる旅も好きで、アフリカに2回、ケニアとタンザニアに行きました。現地の野生動物保護区は、大きさが例えば四国と同じ広さくらいのレベルなので、ダイナミックなサファリを体験できます。今日は、1994年に最初に行ったケニアのお話をします。
 日本からのパックツアーで行きました。ナイロビからまずアンボセリというキリマンジャロ山の麓にある国立公園に行きました。野生の象やバッファローなどを初めて見たんですが、野生って本当にきれいなんです。ナクル湖に行った時には、遠くから見ると湖面がピンク色になっていて、近づくとそれが何十万羽という数のフラミンゴで、感激しました。ライオンやチーターはよく見られるんですがヒョウはなかなか見られず、ナクル湖で一度だけ見ることができました。最後に行ったのがマサイマラ国立公園で、ライオンやハイエナの親子、キリンを見ました。日本の動物園にはアミメキリンが多いんですが、ここにいたのはマサイキリンでした。シマウマやヌーは大群になっていて、気づいたら360度ヌーに囲まれていたこともありました。
 それから、南米の先端のほうにあるフォークランドに、野生のペンギンを見に行きました。海岸に行くと普通にペンギンがいます。一つの島に人間が数人で、ペンギンは数千羽ほどいました。マゼランペンギンやジェンツーペンギンがいて、ジェンツーは人懐こいから、どんどん近くに寄ってくるんです。他には、海岸を歩いているとミナミゾウアザラシがごろごろ寝ていました。バカ面でかわいかったですが、体長5メートルくらいあるので、すぐ近くまで行くと危ないです。イワトビペンギンはいちばん小さくてかっこよくて、すごい波の海岸を上がってくる姿に感動しました。その近くにオタリアという獰猛な動物がいて、かなり凶暴なので近寄れませんでした。別の場所ではキングペンギンがいて、本当に綺麗で感激しました。白砂のビーチにペンギンが歩いている姿を写真集で見て憧れていたんですが、その場所に行くことができました。ちょうど一週間、ペンギン三昧の日々でした。行った1999年は情報がほとんどなかったので、飛行機だけ取って、あとはホテルもツアーも現地で調達しました」

あでりー「私からは、今年の6月に行った台湾のお話をします。日月潭は天気が良くて、レンタサイクルに乗ったり、周遊船で巡ったりしました。KKDAYというサイトで、直前でも安くチケットを買うことができました。レンタサイクルも、本当は2時間限定なのが1日OKだったり、船に乗っているあいだ預かってもらったりと、融通が効きました。ただ、自転車を借りているあいだパスポートを預けないといけなくて、ちょっと不安でした。湖の風景はとてもきれいで、周遊船で止まった埠頭で煮卵を食べたり、繁華街でご飯を食べたりしました。
 日月潭の近くに九族文化村というテーマパークがあって、台湾の原住部族の住居や遊びが紹介されていたり、遊園地ゾーンがあったりして、いろんな人が楽しめるようになっていました。敷地が斜面に作られていて、園内では無料のロープウェイが乗り放題でした。原住民の竹筒飯がすごくおいしかったです。各部族の踊りが紹介されるショーはとても見応えがあり、電光掲示板に英語と漢字が表示されていてわかりやすかったです。帰りは別のロープウェイで日月潭を上空から見て、すごくきれいでした。一日たっぷり遊べるところでした。
 日月潭から、バスで阿里山まで移動しました。鉄道の駅が立派できれいでした。お昼に一汁四菜の食事を食べたら、ユリの花のスープやタケノコ炒めなど、すべてが美味しかったです。山なので天気が変わりやすく、みるみるうちに霧が流れ込んできて、その後大雨になりました。お土産屋さんで阿里山の紅茶を買いました。コーヒーも美味しかったんですが、豆が高すぎて買うのは断念しました。翌日、未明の電車で山頂に移動し、有名な日の出を見てから、歩いてホテルまで戻りました。道中の景色が素晴らしくて、台湾固有の野鳥もたくさん見られて最高でした。
 最後に台中の茶藝館をご紹介します。台湾茶の淹れ方を教わりながら飲める茶藝館が台湾にはたくさんあります。どこも結構高いんですが、台中で行った「無為草堂」というお店がかなり安めでした。日本語のできるスタッフが詳しく淹れ方を教えてくれました。店の作りが凝っていて、なんと、敷地内に池があるんです。池を囲む回廊に個室が並んでいて、すごく雰囲気が良かったです。たまたま行った土曜日の夜には伝統楽器の生演奏が無料で聞けて、それを聞きながらずっとお茶を飲んで、二時間くらい至福の時を過ごしました。このお店は本当にお勧めです」