~ 本場のティータイムを、岡崎で ~
イベント開催報告
◆2026.1.18 Keswick旅行会
 〈フランス好きな方、大集合!〉
旅行会常連参加のAさん、各種イベント常連参加のKさん、イベント以外にもほぼ毎日ご来店のTさん御夫婦をお迎えし、総勢6名での開催となりました。様々な観光地のほか、旅先でのトラブル経験もお聞きし、賑やかで和やかな時間を過ごすことができました。
◆パソコンで地図や写真、動画を見たり、持参して頂いた資料を見たりしながら、楽しくお話をしました。
【Aさん:南仏のお話】
Aさん(ご持参の資料を元にお話して頂きました)「フランスはどこに行ってもきれいでした」
春名「わかります。町並みを歩いているだけで幸せな気持ちになります」
Aさん「南仏プロバンス地方ですと、まずアヴィニョンが良かったですね。食べ物が美味しくて、過ごしやすかったです。TGVでパリから3時間で行けるので、食堂車でコーヒーを飲んでゆっくりしていると着いちゃいます」
春名「南仏はいいですよね。僕は、いちばん南に行ったのがリヨンまでなんです」
Aさん「アヴィニョンをベースに各地を巡りました。アルルやニームには電車で行き、コロッセオや神殿などを見ました。アルルでは、ゴッホの描いた『夜のカフェテラス』をモデルにしたカフェにも行きました」
春名「日差しが強い地域なので、ゴッホはその明るさを求めてアルルに行ったんです。ゴッホの描いた絵の風景の場所に行くと、複製画と説明が展示されているはずです」
あでりー「アヴィニョンというと、ピカソの描いた『アヴィニョンの娘たち』を思い出しますね」

Aさん「それからレンタカーで、リュベロンやヴェルドンなど、車でしか行けない場所を巡りました。ゴルドでは教会や修道院などを観光し、ラベンダーの畑もあったり、本当に静かでいいところでした。古い建物がたくさん残っていました。
 ルシヨンという町も良かったです。赤土が名産で、陶器が作られています。町並みも赤い感じで、すごく気に入りました。他にも、メネルブやボニューでも、絶景を観ることができました。
 ヴェルドンでは、大きな湖があってそこを車で一周しました。かなり道が狭いんですが、高さ600~700mくらいの断崖絶壁の景色が素晴らしかったです。湖のほとりの景色も絵になりますね」
春名「かなり日数をかけて行かれたんですか?」
Aさん「そうですね。だから職場では非難轟々でした(笑)」
春名「それくらい日数をかけないと、ここまで行けないですね。いい旅をされていると思います」
【Kさん:ルーブル美術館の地下で絵を展示されたお話】
Kさん「趣味で絵を描いているんですが、3年前くらいのある日メールが来て、ルーブル美術館の地下に絵を飾りませんかという内容でした。最初は絶対詐欺だと思ったんですが、連絡をとっているとそうではないとわかりました。出展料もかかったんですが、後悔したくないと思い、決断しました。
 フランス人は英語を喋らないと聞いていたので、現地ではまったく話しませんでした。食事もホテルのビュッフェで済ませました。
 四泊のツアーで、20人くらいの日本人と行動しました。1日フリーの時間があったので、ユーロスターでロンドンに行って一泊して帰ってきましたが、その時にちょっとしたトラブルがありました。妻と母が一緒だったんですが、発着駅のパリ北駅で電車に乗ろうとしたら、僕が乗ったあとに妻がドアに挟まり、なんとか乗れたんですが、母だけ乗れずに置き去りにされてしまいました。ただ、前にニューヨークでも同様の経験があったので、もし駅で乗り遅れたら、先に行った人が次の駅で降りて待っている、という取り決めを事前にしておいたんです。だから大丈夫だろうと次の駅で待っていたんですけど、いくら待っても母が来ません。ここで前の駅に戻ったら行き違いになる可能性もあるので、もう『終わった……』と思いました。でも、意を決して前の駅に戻ったら、ベンチに母が座っていたので、心からほっとしました」
Tさん「聞いているだけでドキドキしますね」
春名「僕もドイツで財布をなくしかけたことがあって、結局、自分のコートのポケットにあったんですけど、かなり焦りました」
Kさん「海外に行くと、日本の良さがわかりますね。向こうではカードを読み込めなかったり、階段の表示もよくわからなかったりします。日本ではそんなことはほぼないですし、トイレやコンビニはいくらでもあるし、なんていい国なんだということがよくわかりました」
Tさん「地下鉄とかでカードが通らないこともよくありますし、日本はいいなと思いますね」
春名「Kさんのイギリスの体験を、以前のイギリス旅行会の時にお話し頂いたのが、このお店に来ていただいたきっかけでした」
【Tさん:パリのお話】
Tさん「フランスはパリしか行ってないんです。ドイツのロマンチック街道の旅の終わりに行って、それが良かったので次にイタリアに行った時もパリを含むツアーにしました。ちょうど夫の誕生日だったのを添乗員さんに伝えていたんですが、パリのムーラン・ルージュに行った時、ハッピーバースデーを演奏してもらえました。名前もアナウンスしてもらえたので、立ち上がって会釈をしましたが、とても嬉しかったです。ディナーはそれほどでもなかったんですが、ショー自体は、生きた馬が出てきたりして、びっくりしました。さりげなく廊下にロートレックのポスターが飾ってあったのも良かったです」
あでりー「ロートレックが同じ場所で見ていたと思うと、わくわくしますね」
春名「ムーラン・ルージュはすごくいいんですよ。僕も大好きです」
Tさん「二回目に行ったのはパリ祭の時期でした。セーヌ川のクルーズに乗って、船から花火が上がるのが見えました。ただ、最後のほうでシャンパンと美味しいフォンダンショコラが出たんですが、夫は花火を見るために船べりのほうに行ってしまっていたので、夫は食べられなかったんです。でも、お祭りの雰囲気がすごく良かったのを覚えています。
 それから、オペラ座に行って、演目は見てないんですが、中を見学しました。近くの有名なカフェに入り、隣の席の人が食べていたのと同じものを注文しました(笑)。
 町なかを歩いていると、メトロの入口が日本みたいにわかりやすくないので、探しながら延々と歩きました。それから、ルーブル美術館に行った時、夜9時くらいに出てきて、すぐ近くでタクシーに乗ろうとしたんです。別の御夫婦と一緒に乗ろうとしたら、夜は3人以上は乗せない、と断られました。それで2人ずつ2台に分かれて乗ったんですが、実はどちらも詐欺だったんです。私は確実に料金を払ったのに払ってないと言われて、でも何度も主張していたら、しぶしぶ小銭でお釣りをくれました。でもその小銭は、もう使われていないものだったんです。でも、分かれて乗ったもう一組の御夫婦は、完全に騙されてお金を払ったそうです」
あでりー「私がイタリアでスリに遭った時は、女性三人組で一人が妊婦の格好をしていました。それで油断させるんですが、お腹の中に盗んだものを入れていたんですね。その他にもすられそうになった時がありましたが、十代後半くらいの女の子でした」
Kさん「僕はパリで、アラブの人達3人くらいにアンケートを書けと言われて、書いている途中にバッグを開けられました。被害はなかったんですが」
【副店長の春名:パリで一ヶ月を過ごしたお話】
春名「フランスには、結婚する前に3回行きました。1994年に飛行機とホテルだけのツアーで8日間、2000年には父親の定年を機に両親と3人でロンドンとパリに8日間、行きました。最後は2001年で、その年に僕はサラリーマンを辞めて再就職もしていなかったので、長期間をかけ、住むような生活がしてみたいと思い、パリを選びました。
 一回目の訪問時は、一般的な観光が中心で、凱旋門やエッフェル塔に行きました。僕もその時、だまされた経験があるんですが、モンマルトルの丘にあるテルトル広場で似顔絵を描いてもらったんです。その前にもロンドンで、1,500円くらいでけっこう上手く描いてもらえたので、同じ感覚で値段も聞かずにお願いしました。描き終わって値段を聞いたら500フラン、日本円で一万円だったんです。さらに、通常は800フランで学生料金が500フランだけれど、今回は特別に学生料金にしてあげると言われました。先に料金を聞かなかった僕に非があるのは明らかで、おまけに学生料金にしてあげる、と言われたらもう、泣く泣く払うしかありませんでした。しかも、その絵を見たら、ぜんぜん似ていない下手くそな絵だったんです(笑)。
 その日はさらに続きがあって、夕食はちょっといいものを食べようと思い、大衆食堂ですがコース料理を食べました。3,500円くらいだったと思います。よくわからずに注文したら、最初に出てきたのが豆がたっぷり入ったサラダで、それだけでお腹一杯になってしまいました。その後にメインの肉が来てもぜんぜん美味しくなかったんです。食後、カードで払おうと思ったら現金しか駄目だと言われて、さっきの似顔絵で払ってしまったから手持ちがないんです。困っていたら、隣の席の人が店員さんと話してくれて、近くにATMがあることも教えてくれました。でも、お店の人がパスポートを置いていけというので、不安ながらパスポートを預けてATMに行き、現金をおろして店に戻りました。結果的に問題はなかったのですが、ひやひやものでした。

 2000年に両親と行った時は、パリには3日間ほど滞在して、ムーラン・ルージュに行ったらすごく感激してくれました。その時にちょっと失敗したのは、凱旋門に行った後にシャンゼリゼ大通りを歩いてルーブル美術館まで行ったんです。そのあとルーブル美術館を見学したら、とにかく広いので両親が疲れてしまって、次の日の予定はキャンセルして、ホテル周辺だけで過ごしました。

 3回目の時には、事前に、一ヶ月ほど過ごせる安いアパートを探したんです。インターネットはもうありましたが、普通に調べると13~14万円くらいの綺麗な物件しかありませんでした。もう少し安いところはないかと必死で調べると、不動産屋のサイトが見つかり、安い物件がいくつか載っていました。その中から、パリの南のほうにある、観光客は行かないような場所で6~7万円くらいの物件を見つけて、手続きを進めました。ただ、宿主はメールができず、FAXでやりとりをおこないました。僕はFAXを持っていなかったので、パソコンのFAXソフトを駆使して対応しました。
 パリに到着後、宿主と連絡をとろうとしたら電話がつながらず、宿に行ってみると前の宿泊客がまだそこにいて、もう一日待ってくれ、と言われてしまいました。しかたなく不動産屋に連絡して、宿主から僕に電話をしてもらうように伝えたんです。パリでは初日だけホテルを取ってあって、そこはもうチェックアウトしていたんですが、急きょもう一泊してホテルで待っていたら、ようやく電話がかかってきました。それでようやく入居できたんですが、宿が決まるまでは気が気ではなくて、気晴らしにモンマルトルあたりに出かけたんですが、ぜんぜん楽しくなかったです。
 部屋は十畳くらいで小さなキッチンがついていて、過ごしやすかったです。近くの魚屋でカニを買って丸ごと茹でて食べたりしました。バスチーユ広場にある自転車屋でプジョーの自転車を借りて、パリの町なかを毎日、自転車で走り回っていました。凱旋門からルーブル美術館方面まではゆるい下り坂なので、自転車を漕がずにシャンゼリゼ大通りを走っていくのは爽快でした。
 サント・シャペルという教会が大好きで、全面がステンドグラスになっていて、ものすごく綺麗なんです。パリに行った三回とも訪れています。超おすすめの場所です。
 そうやって基本的には快適に過ごしたんですが、一つ困ったのが、訪れたのが12月で、部屋がすごく寒かったんです。広い部屋にオイルヒーターが一つしかなくて、寝る時がとくに寒いんです。ベッドとヒーターが離れていたのでなんとか近づけたいと思ったんですが、ベッドは頑丈で重たくて動かせず、ヒーターは配電盤に直接電源コードがつながっていたので、延長コードで延ばすこともできませんでした。それでも無理やり近寄せようと動かしていたら、急にヒーターが切れてしまい、点かなくなりました。調べるとヒューズが付いていて、これが切れたのかも、と思いました。それで翌日、ホームセンターでヒューズを買ってきましたが、これが駄目ならあきらめるしかない、と思って祈りながら取り付けたら、なんとか点いてくれて、一安心でした。
 パリからは三度ほど遠出をして、一回目はモンサンミッシェルに行きました。レンヌまでTGVで行き、そこからレンタカーで向かいました。なんとか夕日に間に合って、素晴らしい景色が見られました。近くの宿に泊まって見た翌日の朝焼けも、少しずつ空の色が変わっていって、印象的でした。モンサンミッシェルの中はすごく広くて、迷子になりそうになりながら歩きました。
 二度目はリヨンです。僕の好きな遠藤周作の留学先で、小説にリヨンのいろんな風景が出てくるので、そうした場所を探して歩くのも楽しかったです。ソーヌ川とローヌ川という2本の川が流れていて、その川で旧市街、新市街、商業地帯という風に分かれていました。歩くには旧市街が良かったですね。フルヴィエールの丘までケーブルカーで登り、ノートルダム寺院を見たり、展望台から町を見下ろしたりできました。
 三度目はベルサイユ宮殿です。パリから電車で40分くらいなので、日帰りで行けました。入場前の広場がまず広くてびっくりしました。宮殿の中では、やはり鏡の間がきれいでした。宮殿を出てから、グラン・トリアノン、プチ・トリアノンなどを歩き、田舎家のあたりまで行くとかなりの距離で足が痛くなりました」